2007年6月30日のプログラム

古くて新しいベートーヴェン
ベートーヴェン ヴァイオリンソナタ『春』 ヘ長調 Op.24
― 50回記念公演 ―

<ピアノ>堀内久世 〈ヴァイオリン〉小森絹子(名フィル首席)
 
 梅雨の晴れ間、天候にも恵まれて6月30日ルネック土曜定期サロンは補助いすの出る大入り満員、にぎやかに連続演奏会「古くて新しいベートーヴェン」が行われました。
ちょうど6月から名フィル首席になったヴェイオリンの小森絹子氏が登場。ベートーヴェン‐ハイフェッツのドイツ舞曲風「フォークダンス」でいきなり愉快なお祭り気分。リズムに乗って50回記念公演が始まりました。会場の空気もにわかに暖まり、「スプリングソナタ」(ベートーヴェンヴァイオリンソナタ第5番「春」)が演奏されました。思いきり明るいヘ長調のメロディーと力強い展開部から成る第一楽章、ピアノとヴァイオリンのデュエットが甘く流れる第二楽章。スケルッツォとトリオで弾みをつけた第三楽章の後、第四楽章では流麗なロンドの主題と短調の激しいエピソードが対比して圧巻…ボンで育まれウィーンで開花した才能と持ち前の努力によって押しも押されぬ 人気者の地位を得た絶頂期1801年の作品です。

 コーヒーブレイクでは「すばらしい」と絶賛の声があちこちで。前第49回に寄せられたのお客様の感想ですが…「すごく良かったです!感動しました!…やっぱり生演奏はいいですネェ〜ラストの32番は特にそう感じました…第二楽章ではまったりとラウンジで聞く雰囲気…ポップなノリのメロディ…とても美しいメロディか゛次々とながれて即興的な感じにただただ聞き入ってしまいました!…最後は静かに!?盛り上がって、優しい音でとじるところはしみじみと感動しました!…33番が聞きたいのは僕だけでしょうか…ワッハハ〜」今回はこれにお答えするひとつの形として「変貌しながらも生まれ変わって未来につなげる営み」の現場として50回記念《飛び入りコーナー》小さなピアニストたちのお祝い演奏プロコフィエフ「タランテラ」、B’z「OCEAN」ショパン「幻想即興曲」でひとしきり盛り上がりました。

 後半はイザーイ「子供の夢」、パガニーニ「カンタービレ」、クライスラー「シンコペーション」、マスネー「タイスの瞑想曲」等、ヴァイオリンの名曲を堪能しました。「今回が最終回だとは知らずに来ましたがぜひまた続けてほしい」「また来たいです」とうれしいエールをいただき、スタッフ一同感謝感激。

またお会いしましょうね。
ルネックに住むピアノ≪ルル≫より
<戻る>