2007年2月17日のプログラム

ピアノソナタ30番 変ホ長調  Op.109
「ジェラシー」「オブリビオン」「スタイルミュゼット」「コンヴォアチス」ほか

<ピアノ>堀内久世
<アコーディオン>角谷精三 / 吉川英夫
雛祭りも過ぎ、春の陽射しも強く感じられるこのごろです。ルネックの2月17日の土曜定期サロン「古くて新しいベートーヴェン」では「ピアノソナタ第30番Op.109ホ長調」が演奏されました。1819年4月24日にルドルフ大公が枢機卿に昇進し、翌年3月9日オルミッツ大司教に就任。ベートーヴェンはお祝いに『ミサ・ソレニムス』(Op.123)を1819年夏から1823年3月19日に持参献呈するまで4年間費やして作曲。その間に最後の「3つのピアノソナタ」は生まれており、1820年にその第一曲目30番が完成する。第一楽章での新しい試みは、二つの相対する楽想(天使の喜び戯れる空間に対して現実に戦いを臨む勇気や迫力を感じさせるベートーヴェンの力強さ)で曲が二分されていること。第二楽章での主題《心からの感動を持って、歌に満ちみちて》と虹のように色鮮やかな六つの変奏《非常に表情豊かに》《軽やかに》《急速に》《テーマよりいくらかゆっくり》《それほど早くなく》《テーマのテンポで》は斬新…トリルが鳴り響く第六変奏に再び主題の歌が聞こえて終結…そして沈黙。…弾き始めたとたん「なんて優しいメロディー…あぁこの心地よさ…そうそうこの感覚だ…」体中に何かがサワサワと広がっていくのを感じました。今、ブームになっている「千の風になって」の感動と相通じるものがあるというコメントに「ホントだ!」と納得!…こんな感想を頂きました。コーヒーブレークのあとは、電子アコーディオンの吉川英夫氏の「ジェラシー」と「オブリビオン」。続いてノーマルアコで角谷精三氏の「スタイルミュゼット」「コンヴォアチス」等次々と。まるでミューズの神々と遊んでいるよう。次回3月17日は「ピアノソナタ31番Op.110変イ長調」とゲストの安藤菜友里さんの弾く「子犬のワルツ」「トルコ行進曲」等。おたのしみに
ルネックに住むピアノ≪ルル≫より
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