2007年1月20日のプログラム

モーツァルトとベートーヴェンの出会いU

<ピアノ> 堀内久世
<チェロ>太田一也
地球規模の異常気象が心配されているこの頃…暖い冬です。そんな1月20日のルネック土曜定期サ ロンは12月に続いてベートーヴェンのピアノソナタ第29番《ハンマークラーヴィア》の第四楽章が 演奏されました。ベートーヴェン自身この曲に長期間費やし、全体の姿がなかなか見えてこなかっ たらしいのです。別世界のドラマを思わせる第三楽章から導かれる序奏で始まり現実の世界に立ち 現れる長い単旋律から大フーガへと発展します。多声部が重なり合って迫る様子は実に力強く、オ ーケストレーションされて聞こえてきます。第四楽章の最後が丁度全400小節目というのはベート ーヴェンのこだわりでしょうか?全曲の構成については第一、第二楽章までを一曲にする案や第三 楽章までを一曲ににする案などが浮上し、最終的には全4楽章の形になった経緯が判明。演奏が終 わって最高潮の緊張が解けてフーッと大きく一息…すごいよかったです!…ベートーヴェンのピア ノソナタの集大成って曲ですねぇ〜。4楽章は今までのソナタ全部のフィナーレか!?と感じるほ ど圧倒されました!…「ハンマークラビーア」は特に生演奏は迫力がありますねェ!…という感想 を頂きました。

コーヒーブレークの後は―モーツァルトとベートーヴェンの出会いU―太田一也氏のチェロで「モ ーツァルト”魔笛"より…恋を知るほど殿方には変奏曲」…軽やかなチェロに皆ホッとする。 1791年にモーツァルトが亡くなり翌年ウィーンにやってきたベートーヴェンはモーツァルトと作品 の中で再度出会う。「天才モーツァルトの魂をハイドンの手から努力によって受け取るように」と いうワルドシュタイン伯爵からのメッセーどおり歩む人生に…。次回2月17日は晩年の作品「ピア ノソナタ第30番Op.109ホ長調」と―アコーディオンのたのしみ―。ゲストは名手角谷清三氏と吉川 英夫氏です。ご期待ください。
ルネックに住むピアノ≪ルル≫より
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