古くて新しいベートーヴェン / ルネック土曜定期サロン Alt aber Neu Beethoven


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2006年6月17日のプログラム

パリのエッセンス
<ピアノ> 堀内久世、中川聡子





 一年でいちばん陽の長い時期になりました。まだ明るい6月17日の夕方、ゲストの 中川聡子さんを迎え<パリのエッセンス>というサブタイトルで第39回ルネック土 曜定期サロン「古くて新しいベートーヴェン」は行なわれました。



 フランス軍は勝ち進み、1809年5月13日ナポレオンはウィーンへ入城する。このころ が彼の絶頂期といわれています。このような歴史のうねりの中でベートーヴェンはど んな生活をし、何を考えていたのでしょうか。1809年から1810年に作曲された「ピア ノソナタ26番<告別>変ホ長調Op.81a」は、彼の親しい友人であり弟子でもあるル ドルフ大公に献呈されています。「告別、ウィーンにて、1809年6月4日、敬愛するル ドルフ大公殿下の御出発に際して」と書かれた第一楽章は、Lebewohl(さようなら) というホルンの5度のモチーフで始まり、突然の激しい感情がぶつけられた一節と楽 しげな旅の始まりを感じさせるフレーズによって描写的な曲になっています。第二楽 章は「不在」別離の悲しみ…重い足取りとレスタティーフォの深い感情表現がこのう えなく美しい。第三楽章は「帰還」再会の喜び…アタッカで続くこの楽章はわくわく する喜びそのもので、曲全体がひとつのストーリーになっています。そこから歴史に 書かれていない真実がほとばしる…としたら。


 コーヒーブレークの後は、中川聡子さんの演奏で1862年パリに生まれたドビッシーの 初期の作品「アラベスク」「月の光」、中期の作品「喜びの島」(1904)、19世紀中 ごろにパリで活躍したショパンの「即興曲第1番」などを愉しみました。 次回7月は第三土曜日15日です。太田一也さんのチェロで‐歓喜の声、高らかに‐ 変奏曲、ほかを…お楽しみください。
                                 ルネックに住むピアノ≪ルル≫より
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