古くて新しいベートーヴェン / ルネック土曜定期サロン Alt aber Neu Beethoven


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2006年1月28日のプログラム

ベートーヴェン
チェロソナタ第一番と第四番
<ピアノ>堀内久世
<チェロ>太田一也



寒さも厳しい1月28日夕方、チェロの太田一也氏が見えて、第34回ルネック土曜定期サロン
「古くて新しいベートーヴェン」−チェロソナタ完結の日-のリハーサルが行われました。
スタッフの方々が椅子と飲み物やお菓子を用意し、お客様をお迎えしてコンサートが始まりました。


ベートーヴェンはチェロソナタを初期、中期、後期に渡って5曲作曲したそうです。2003年1月の第1回土曜定期サロンには、そのうちの第二番、2004年1月には第三番、2005年1月には第五番が演奏されました。この日は第一番(作品5-1)と第四番(作品102-1)。晩年の「第四番ハ長調」第一楽章はチェロの旋律が台詞のように奏でられ、ピアノがそれに答えながら独特の世界を醸し出します。端正なパッセージに緊迫するものがぎゅっと詰まってそのまま終わります。続いての第二楽章は語りかけるように歌われる場面のなかで、幾多もの感情が突き抜けます。余分なものを一切含まない渋い表現は「侘び・寂び」にも通じるものがあり、甘えを排除した諦観の境地と言われます。


暖かいコーヒーで団欒を愉しんだ後は、若かりし日のベートーヴェンそのままの勢いと力強さの表現された「第一番ヘ長調」。ハイドンやモーツァルトの様式をそのままにソリスティックに躍動するパッセージです。第一番と第四番を比べると、装いこそ異なりますが、二楽章構成であることやゆっくりとした序奏を持つこと等、共通点が多いのは興味深いことです。アンコールはチェロの名手ポッパー作曲「ガボット」…ほっとするような心温まる、なにかしら甘い味のする一曲でした。

次回2月18日はソナタ第23番「熱情」です。ゲストのフォルロー氏は作曲家
―チェコより愛をこめて―
お楽しみに。
                                 ルネックに住むピアノ≪ルル≫より
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