古くて新しいベートーヴェン / ルネック土曜定期サロン Alt aber Neu Beethoven


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2005年6月18日のプログラム

「ピアノソナタ第18番」
<ピアノ> 堀内久世 安藤純子



ベートーヴェン ピアノソナタ Op.31-3 変ホ長調
ブルグミュラー やさしい花 バラード アヴェ・マリア
シューベルト 幻想即興曲 Op.94-1
リスト 愛の夢 第3番



 水不足が心配されています。地球温暖化によって地図も書き換えられていくのかもしれません。6月18日のルネック土曜定期サロン「古くて新しいベートーヴェン」はピアノソナタ第18番Op.31-3 変ホ長調、第一楽章から始まりました。
ベートーヴェンの第一期の締めくくりとも言えるこの曲は、ウィーン郊外ハイリゲンシュタットで療養生活をする年に完成されました。1802年、社会的にもすべてが移行していく混乱の中で、自分と向き合うロマン的な姿が浮かび上がってきます。
ウィーンへ来てからの華やかで英雄的とも言える青春時代に終わりを告げ、これから自身の内面と向き合って作曲に邁進しようとする決意が有名なハイリゲンシュタットの遺書にもにじみ出ていると思います。絶望的な苦しみさえも、それがモチーフとして表現され、音楽という浄化作用によって“光”に変わることがあるのか・・・そのような実験がこの四つの楽章からなるソナタです。熱い情感を表現した第17番「テンペスト」とは対照的な、「侘びと寂」にも通じる風のような第18番。



第二楽章まで聞いたところで、安藤純子さんの登場です。ブルグミュラーの「やさしい花」「バラード」、シューベルトの「幻想即興曲」を聞いてコーヒーブレークの和やかなひと時を楽しみました。
後半のソナタ第3楽章「メヌエット」と‘野を駆け巡る狩猟の音楽’ともいわれる第4楽章が軽快に演奏され、続いてはリストの「愛の夢・第3番」を聞きました。持てる力をすべて出し終えた瞬間、彼女のなんと光り輝いていたことでしょう。アンコールの「アヴェ・マリア」では思わず涙するお客様のすがたも・・・。
次回7月16日は万博にちなんで「名曲でお国めぐりを」――太田史子さんの登場です。
                                 ルネックに住むピアノ≪ルル≫より
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