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 2004年6月19日のプログラム

古くて新しいベートーヴェン
ピアノ:堀内久世 安藤純子




ベートーヴェン ピアノソナタ11番 変ロ長調 Op22
ブルグミュラー つばめ
メンデルスゾーン 無言歌より、プレスト・アジタート
ワイマン 銀波
ランゲ 花の歌



 梅雨の明けないこの時期に台風が来たそうです。真夏に海辺の街などに咲くムクゲ、キョウチクトウなどが、照りつける太陽の光を受けて満開だそうです。暑い夏になりそうですが、わたしのいるルネック・コンサートサロンは、いつも快適です。
 さて、6月19日のルネック土曜定期サロンは、1802年に「ピアノのためのグランド・ソナタ」と題して出版されたベートーヴェンの「ピアノソナタ11番・変ロ長調」の第一楽章から始まりました。嵐のように巻き起こる展開部は無限に拡大可能な和音の実験装置とも言える画期的なもので、次の静寂の中に美しくメロディーを奏でる第二楽章がいっそうひきたつようでした。ここで、安藤純子さんが1年ぶりに登場し、ブルグミュラーの「つばめ」とメンデルスゾーンの無言歌「プレスト・アジタート」を演奏してくれました。

 コーヒーブレークでは、障害を乗り越えて、ピアノと共に人間的な成長を続ける姿に惜しみなくエールを送る皆さんの姿がありました。後半は、第三楽章「メヌエット」からですが、冒頭6小節目に出る「属九の和音」がどれほどベートーヴェン自身、自慢したかっただろうかと、彼の心境がしのばれます。なにしろ新しもの好きだったのです。そして、愛くるしいようなメロディーで始まる第四楽章ですが、これが天使と悪魔のような対比をなして大きく展開し、全曲をまとめています。最後に安藤さんが再び登場してワイマンの「銀波」、ランゲの「花の歌」を熱演。独特の集中力とやさしさをピアノの音色で表現して感動を呼びました。

 次の土曜定期サロンは7月10日です。ビオラ、チェロに加えて珍しいコントラバスの音楽が楽しめます。
                                 ルネックのピアノ≪ルル≫より

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