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 2004年3月20日のプログラム

古くて新しいベートーヴェン
ピアノ : 堀内久世 安藤菜友理




ベートーヴェン ピアノソナタ第9番 ホ長調 Op.14-1
シューベルト 軍隊行進曲
シューマン 夕べに 飛翔
ショパン 幻想即興曲 軍隊ポロネーズ



 春爛漫。今年の桜はことに美しいという話です。このところ私のおうち『ルネックコンサートサロン』にもジャズコンサートやピアノ発表会などで、いろいろな方が来てくれて、春爛漫かな・・・。
 3月20日には土曜定期サロン「古くて新しいベートーヴェン」でピアノソナタ第9番が取り上げられました。第一楽章はホ長調の明るい響きで、どんどん上昇していく音の動きが特徴的。第八番「悲愴」でぶつけた人間的な感情を昇華させる必要があったのでは。また、上昇形の効果を確かめるベートーヴェンの実験であったのかも・・・。第二楽章では、嘆きの声が聞こえる暗いアレグレットと牧歌的な明るいマジョーレの対比する構成の中に癒されるベートーヴェンの姿がありました。続いて、同じウィーンの都で生まれ育ったシューベルトの「軍隊行進曲」を連弾で・・・。次に安藤菜友里さんのソロで、シューマンの幻想小曲集から「夕べに」と「飛翔」が演奏されました。すばらしい対比をもったこの2曲は心地よい緊張感と感動で会場をひとつに包みました。

 興奮の冷めぬコーヒーブレークの後に、今度は下降する音形に注目して、ベートーヴェンの第三楽章に耳を傾けました。別天地から舞い降りて穏やかに軟着陸・・・一歩進んだ心境が見えます。19世紀に入ってからの楽器としてのピアノの発達はめざましいものがあり、菜友里さんの弾くショパンはそれを証明するものとなりました。「幻想即興曲」と「軍隊ポロネーズ」は部屋中鳴り響き、冴えわたる音の渦を堪能したのでした。

 4月24日の土曜定期サロンはフルートとチェロとピアノでハイドン「ピアノ三重奏曲」などから、時代背景を探ります。 おたのしみに・・・。
                                 ルネックのピアノ≪ルル≫より

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